emacs/mule では各々の仕事をするのに便利なモードがついてます。例えば、 perl スクリプトをを書くには perl-mode/cperl-mode、などという定番のモー ドがあります。
同じように、Emacs の上で scheme を扱う際には主に二つのモー
ドがあります。一つは scheme プログラムを書くためのもの、もう一つは
scheme を走らせるためのものです。前者は *.scm
という拡張子のものを読み込めば scheme-mode というのが普通立ち上がりま
すが、後者については例えば M-x run-scheme とやっ
てしまうと、デフォルトでは xscheme というものの中の
run-scheme
が起動されてしまって動きません。これを
cmuscheme のものを使うようにする必要があります。それには
.emacs
に
(setq scheme-program-name "/usr/local/bin/scm") (autoload 'run-scheme "cmuscheme" "Run an inferior Scheme process." t) (setq cmuscheme-load-hook '((lambda () (define-key inferior-scheme-mode-map "\C-c\C-t" 'favorite-cmd))))
等と書いておけばよいでしょう。
さて、この二つは、同時に使うと便利です。窓を二つに分割して、片方で scheme を走らせ、もう片方で scheme のプログラムを書きます。そして、プ ログラムの最後でC-x C-e とタイプすると、その 結果がもう片方のスキームが走っている窓の方に表示されます。 この環境に 慣れると生の scheme を使えなくなってしまうことでしょう。